東京農業大学常磐松クラブ OB・OGからのお知らせ 令和2年度卒業生の農大陸上競技部・選手の皆さんへ

令和2年度卒業生の農大陸上競技部・選手の皆さんへ

令和2年度卒業生の農大陸上競技部・選手の皆さんへ

ご卒業おめでとうございます。私は1ファンのOBとして、選手の皆さんが競技にひたむきに向き合い、躍動している姿を見ているのが大好きです。ワクワクします。一言・エールを伝えたくてメッセージを送ります。

今年度はコロナ渦という、かつて誰も体験したことがない環境下で競技を続け、4年間やり遂げられた皆さんは本当にすごい! 頭が下がる思いです。敬意を表します。

青雲寮は老朽化のため使えず一般寮での生活、グランドも使えず、緊急事態宣言下の元、実家に戻り自主練習をする選手・実業団と合流する選手等、あたりまえの合同練習もできず、合宿も受け入れ拒否、おまけに競技の要”食”を支える食堂のすずひろも閉鎖、冷食の宅配弁当でしのぎ、ケアするための治療費も節約のため互いにマッサージをする日々。それでもこんな時代に”自身が走ることで活躍し地元を勇気づけたい”と心に決め競技に打ち込む。個人の記録更新だけではなくチームを引っ張る最高学年としての責任、重圧の中での故障・不安・葛藤・・・。この特別な体験は、ともに戦った友と併せ一生の宝物となることでしょう。

いよいよこの4月からは新社会人、皆さんの強みはチームをまとめ、どうやったら目標を達成できるかという“チーム作り”それは4年間で学んだ特別なスキル。ただ社会には色んな人がいます。私自身振り返ると、競技しか知らなかったため“世間知らず”だったなぁという苦い思い出もあり、皆さんも先々凹むこともあると思います。

今までは親や恩師に与えてもらう側、その環境から今後は与える側にと自身がシフトしていきます。自身の人生の1チャンネルとしての宝物。農大陸上部のOB・OGとして私達とともに松葉緑の襷(バトン)の絆をこれからも支えていただければ幸いです。 頑張れ農大!  がんばれ明日へ羽ばたく農大健児!

婦木 重秋